Overleafで日本語のTex文書を書いてみる

OverleafはWeb上で使えるTex文書作成ツールです。Texのインストールや環境整備は大変な作業ですので、オンライン環境さえあればすぐに書き始められるのは便利です。

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始めるにはOverleafに登録する必要があります。右上の"Sign UP"を押すと新たにアカウントを作成することができますし、GoogleTwitterのアカウントを持っていればリンクさせて登録することもできます。サインアップできると次のような画面に移ります。

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左の"NEW PROJECT"をクリックするといくつかのテンプレートが出てきます。今回は、"Basic"にある"Sample paper"で作ってみたいと思います。

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"Sample paper"をクリックすると下のような画面になると思います。左の画面がソースコードで右の画面が出力です。リアルタイムにTexの出力が見えるのはとても便利です。

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英語の文書を書くのはこのテンプレートでもいいのですが、日本語を書きたい場合にはそれなりに設定が必要そうです。そこで、Akiniwaさんが作成された日本語用テンプレート

www.overleaf.com

を使ってみます。CJK(Chinese-Japanese-Korean)言語が使えるパッケージが設定してありますので、これで日本語の入力も行えます。"OPEN AS TEMPLATE"を押すと次のようなテンプレートが開きます。

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日本語で入力したい領域を次のようにコマンドではさむと入力ができます。

\begin{CJK*}{UTF8}{zhsong} 
\end{CJK*}